2012/01/31

タウンニュースの伊藤圭さん

こんにちは。
突然ですが皆さん、タウンニュースという情報紙はご存知ですか?
タウンニュースとは神奈川県全域そして東京都町田市の地域情報紙であり、区などの地域ごとに版が細かく分かれているため、地域に密着した情報をたくさん手に入れることができます。

今回、私たちはこのタウンニュースの多摩区版編集長である伊藤さんにお話を伺ってきました!


はてさて情報紙の編集長・伊藤さんとはどのような人物なのでしょうか。
取材を通してわかったことを紹介していきたいと思います!


・伊藤さんの第一印象
 タウンニュース川崎支社にお邪魔して伊藤さんにお会いした時の第一印象…
それは「男前、そして爽やかっ!」でした。私は編集長と聞いて勝手に中年のおじさまを想像していたのですが、とんでもない。
 男の私に言われてもあまりうれしくないとは思いますが、きっと一緒に取材を行った女性陣も同意見だったことでしょう。

 でも、ちょっとクールで厳しそうだなぁという印象もあったんですよね。
 しかし実際はそんなことはなく、取材をしていく中ですごく気さくな方だということが分かりましたよ。そして、とても「アツイ想い」を持った方でした!



・編集長のお仕事
 伊藤さんに編集長としての仕事について伺ったところ、興味深いお話が聞けましたよ。編集長のお仕事、みなさんはどんな事を思い浮かべますか?部下の仕事配分を決めたり、会社の中で他の記者が作った記事をチェックする…などデスクワークが一般的なイメージではないでしょうか。

 しかし、タウンニュースの編集長はそうではないとのこと。

 一般的なイメージであるデスクワークはもちろんのこと、自らも会社の外に出て取材や記事作り、地域のお店に対する営業までも行うとのことです。さながら切り込み隊長といった感じですね。
 伊藤さんはこれらの仕事を通してまちづくりに関われること、そして書いた記事に対して読んだ人から何らかのレスポンスが得られることが嬉しいとおっしゃっていました。

・この仕事に就いた理由
 伊藤さんがこの仕事に就いた理由。それはまちづくりに関わるためであるといいます。

 伊藤さんは、高校生のころにやった港北ニュータウンの電気工事のアルバイトがきっかけで、まちづくりに興味を持ち始めたそうです。大学・大学院では都市計画などを学び、卒業後は都市計画コンサルタントとしてまちづくりの事業に携わっていたそうです。しかし事業では、量的な分析が多く肝心の地域の人の声が反映されにくいという側面があり自分が思うようなまちづくりが難しいと感じたそうです。そこで、より地域に近く、そこに住む人たちの声が聞こえるであろうタウンニュースへと転職を決意したそうです。

 たしかに地域の声を聞くということに関しては地域密着のタウンニュースの編集長はベストな仕事ですよね。
 この話を聞いてる時、伊藤さんのまちづくりへのアツイ気持ちを垣間見ることができましたよ。高校生の時からまちづくりに一途に…ってすごいことですよね。



・休日は山奥へ
 普段は会社内外で多くの仕事をこなしている伊藤さん。では、休日はどのように過ごされているのでしょうか。
 伺ってみたところ、趣味が渓流釣りということで、休みがあると前日の夜から長野や新潟に車を走らせるそうです。都会の喧騒を離れ山奥へ入ると、人に会うことはまずなく会うのは野生の動物くらいとのこと。普段は人と多く接する仕事をなさっているだけに、休日は一人の時間を大切になさっているのだと思います。趣味の話をする伊藤さんからは、仕事の話の時とはまた違ったアツさが感じられましたよ!


 しかし、休みの間も仕事のことを完全に忘れることはできず、山奥は圏外なため山から出たらすぐに携帯電話をチェックするとか。さすがにこの時ばかりは苦笑いを浮かべていました。
 やはり情報を扱う仕事というのは休みがあるようでないようなものなのですね。それでも限られた時間で心身をリフレッシュして、また仕事をこなすことができるのはすごいことだと思いました。



以上が取材でわかった事です。
といっても一部ですよ。 今回の取材では本当にたくさんのことを聞くことができました。
その中から個人的にピックアップしてご紹介! とさせていただきました。


実はこの他に、記者の心得なんかも少しお話ししてくださったんですよ!
私たち埋蔵文化人プロジェクトのメンバーの中には、記者を目指している者もいるため、みんな目を輝かせて聞いていました。


記者たるもの周りに常にアンテナを張って、社会の色々な情報をキャッチしていくことが基本なんですって。

また伊藤さんご自身が、高校生の時のアルバイトがきっかけで街づくりに興味を持ったということもあり、学生時代の経験の重要性についても話して下さいました。
いやはや、幾度となく「学生時代に色々やっとけ」といったニュアンスの事を言われてきたはずなんですが、初めて心に響いた気がします。笑



 
伊藤さん、今回は本当に色々なお話をして下さってありがとうございました。