2011/12/07

エネルギッシュ現役!櫻木さん

学びて時にこれを習う、亦(また)(よろこ)ばしからずや。朋(とも)有りて遠方より来たる、亦楽しからずや。
⇒以前に読んだ本をあらためて読み返してみると、こんないいことが書いてあったのかと再発見することがたびたびあって、とても嬉しい。志を同じくする友達が遠方からやって来るのもまた嬉しく、人生の楽しみの一つだ。(孔子『論語 学而篇』)


こんにちは。
早速ですが、皆さんはこの孔子の言葉を耳にしたことがありますか。

今回は、この言葉とどこか相通じるものがあると感じられる方へ
取材をしてきました!!
とってもエネルギッシュな櫻木進さんです\(^^)


まずは、多彩なご活動のなかでも特に何を取り上げるかの打ち合わせをするために、
櫻木さんのご自宅にお邪魔させていただきました。
そうなんです!櫻木さん、とっても広くご活動されている方なのです。

櫻木さんは、初対面とは感じさせないほどに、とても親しみ深く私たちと接してくださいました。ご自身の経歴や、地元川崎市の二ヶ領用水や浄水場について、書籍や地図を棚から出して順を追って
とってもご丁寧に説明してくださり、私たちを夢中にさせました!!

櫻木さんは、菅写友会の会長のほかにも、ジョギングや早起きでの花壇のお手入れ、お寺で座禅といったように非常に熱心で健康的な日々を送られています。
この日、櫻木さんを知るための打ち合わせはなんと
日が暮れるまで続きました。
ご自身についてまだまだ尽きることなくお話をしてくださり、
そのような姿は非常に魅力的でした!!
どのご活動も興味深く、どの部分にスポットを当てて取材させていただくかにはとても頭を悩ませました。

そして考えあぐねた結果、櫻木さんの活動の一つである「りぷりんと」を取り上げることに決めたのです!




ところで、みなさんは りぷりんと をご存じですか。
私は、今回の取材を行うまでは聞いたこともない言葉でした。
ここで りぷりんと について、簡単にご紹介したいと思います。
もともとアメリカから伝わった りぷりんと(REPRINTS) は、Research of productivity by intergenerational sympathy(=世代間交流による高齢者の社会貢献に関する研究)の頭文字をとってそのように呼ばれます。
活動内容は、高齢者が子どもたちに読み聞かせを行うというもので、数回の読み方研修もあります。読み聞かせを通して、交流の幅がひろがり、また、子どもたちとのやりとりは大きな活力ともなるそうです。


私たちは今回、櫻木さんが りぷりんと を実際に行っているところを取材できるという
とても貴重な機会をいただけました。
読み聞かせ自体、もう何年も見聞きしていなかったので
現場の雰囲気や周りの反応が見られることに期待感を抱きながら当日を迎えました(^O^)


そして当日。
南武線中野島駅で待ち合わせ (^^)
櫻木さんの凛々しさは、まるでアスリート!






この日は二カ所に訪れました。

まず最初に向かった先は、介護施設であるいこいの家




とてもアットホームなたたずまいでした(*^^*)
そこにいた方々や場の雰囲気はとても温かいもの。
読み聞かせだけでなく、簡単な手遊びも行いました。
簡単な手遊び・・・簡単な・・・?!

とってもユニークですね♪

あっという間でしたが、とても温かく迎えてくださった皆さんとお別れ。


そして次に向かった先は、わくわく教室
これは小学校の敷地内にあります。いわば児童会のような施設です。
ここへは、ご両親が共働きという子どもはもちろん、親御さんの許可をもらえば
来たいというご希望をお持ちのお子さんが来ることができます。

向かう道のり



この木に囲まれた砂利道、
地元の方こそが知る通り道のように感じました(^^)


学校に到着した櫻木さんは、真剣に仲間たちと打ち合わせを始めました。



施設に近づくにつれて、子どもたちのにぎやかなしゃべり声が聞こえてきました♪
この日集まっていた子どもたちは、小学1年生から小学4年生まで男女合わせて58名!!
一か月に一度のりぷりんとを心待ちにしているようでした。

読み聞かせが始まると、にぎやかだった子どもたちはピタッと静まり返って
絵本にくぎ付け。
読み聞かせ活動とはいえ、ただ単に読み聞かせるだけではありません。
絵本の合間のアドリブ、質問の提起、
そして子どもたちのリアクション、読み終わった後の拍手・・・
こういった読み手と聞き手のやりとりこそが場を一層盛り上げ、りぷりんとを作り上げているのでしょう。

終わった後、子どもたち自身は、「楽しかった」と笑顔で答えてくれました。
また、その日読んだ絵本のフレーズを覚えてくれることもあるそうです(^^)

わくわく教室のスタッフの方はりぷりんとについて、
今は読み聞かせが少ないが、読み聞かせしてくれる人も上手なりぷりんと
客観的に見ていて勉強になると答えてくださいました。

りぷりんとが与える影響は、前向きなものばかり。

今回の取材では、櫻木さんのみならず様々な方にお話を伺うことができ
ました。みなさまのご協力に心より感謝いたします。


私たちの活動のコンセプト「埋蔵文化人発掘」とはいえ、
櫻木さんは地域コミュニティー という環境ではまったく埋没しておらず、
活気あふれるエネルギッシュな文化人でした。
このようにある環境という括りでみれば、埋没している方など一人もいないのでしょう。
当たり前のことでしょうが、改めてそう認識しました。

当然のことながら、今回は櫻木さんの活動のほんの一部分を取り上げさせていただいたにすぎません。
エネルギッシュな櫻木さん、
ニッコールクラブという写真活動で支部長をお務めされてもいます。
以下サイトのURLをリンクしておきますので、ここでは取り上げきれなかった櫻木さんの活動の様子を是非是非ご覧していただけたら幸いです。
この写真を撮影している方にお会いしたい!と、取材するに至ったきっかけでもあります。
ご自宅で見せていただいた沢山の風景写真。またゆっくりと見たいものです(*^^*)


冒頭で孔子の言葉を記載しました。これは、ベストセラー『声に出して読みたい日本語』(斉藤孝)にも記されています。そしてこの子ども版が櫻木さんのご自宅にもありました。
櫻木さんのエネルギッシュさは、周りをエネルギッシュにしてくれます(^O^)

今回、櫻木進さんを取り上げることができたことに心から感謝いたします。
ありがとうございました。

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